2016年9月28日水曜日

WNN【第60回IAEA総会】石原宏高・政府代表「フクシマ廃炉事業と汚染水管理は着実に前進」








日本の閣僚、フクシマ後の「着実な前進」を示す
Japanese minister charts 'steady progress' after Fukushima

2016927

日本の石原宏高・内閣府副大臣26日、第60回・国際原子力機関(IAEA)総会において、東日本大震災から5年半たって、福島第一核発電所の廃炉事業と汚染水管理で「着実な前進」が成し遂げられていると述べた。石原氏は、除染と環境の修復が「前向きに進展」しており、避難区域が「縮小」していると語った。

石原氏は、日本が今年の4月、IAEAの協力を得て、第1回「福島第一廃炉国際フォーラム」を開催したと指摘し、IAEA総会出席のためにウィーンに参集した代表団に向けて、「わが国は廃炉および汚染水の管理について、世界の目に見えるよう、透明な形で前向きに取り組みつづける所存でありますし、また、この事故から学んだ教訓を国際社会と共有してまいります」と述べた。

石原氏はさらに、「わが国はまた、日本で生産される食品の安全性を保証するため、不断の努力をつくしてまいります。すでに多数の国ぐにが日本からの食品輸入に対する制限を解除していることに鑑み、わが国は、国際社会が科学的証拠にもとづく輸入政策を実施なさるように奨励いたします」とつづけた。

石原氏は、核エネルギーは「安全性が確保されるかぎり」、安定供給、経済効率、温室効果ガス削減の観点から重要なベースロード電源であると述べた。さらに、「日本政府は、福島第一施設における事故のあとに制定された新たな規制要件に合格する核反応炉の再稼働を計画しております」とつづけた。

日本は「具体的な目的なしにプルトニウム保有なしの原則を堅持いたします」と、石原氏は強調した。「日本はこの観点に立って、8月に再稼働した伊方核発電所3号機をふくめ、実効的なIAEA安全措置にもとづき、軽水炉でプルトニウムを着実に使ってまいります。日本はこの原則にしたがって、年刊『プルトニウム管理状況報告』、ならびに再処理事業管理の強化を目的とした20165月法制などの手段をふくめ、国内のプルトニウム利用の透明性と確実性をさらに増強するために追加的な努力を重ねております」と、石原氏は演説した。

調査・記述:世界核ニュース

【クレジット】

World Nuclear News, “Japanese minister charts 'steady progress' after Fukushima,” posted on 27 September 2016 at;

【付録】

60thGeneral Conference - International Atomic Energy Agency

外務省【報道発表】60回国際原子力機関総会の開催平成28923日)


Wikipedia石原 宏高

石原 宏高(いしはら ひろたか、1964619 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(3期)、内閣府副大臣(第3次安倍第2次改造内閣)。

父は環境庁長官、運輸大臣、東京都知事、日本維新の会共同代表を歴任した次世代の党最高顧問の石原慎太郎。叔父は俳優の石原裕次郎。長兄は自民党幹事長、環境大臣などを歴任した石原伸晃。次兄はタレントの石原良純。弟に画家の石原延啓がいる。男4兄弟の三男。




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