2013年11月10日日曜日

福島民報のとんでもない一面記事「20mSv、健康影響なし」…田中正造翁も怒り心頭!

除染「1ミリシーベルトこだわらず」
IAEA調査団 住民の同意得てから

東京電力福島第一原発事故に伴う除染の進捗(しんちょく)状況を調査するため来日した国際原子力機関(IAEA)の専門家チームのフアン・カルロス・レンティッホ団長は21日、東京都内で会見し、除染目標について住民の同意が得られれば「必ずしも(国が追加被ばく線量の長期目標に掲げる)年間1ミリシーベルトでなくてもいい」との認識を示した。
……
記者会見後、レンティッホ団長は石原伸晃環境相に中間報告書を提出した。日本政府の取り組みを評価しながら、今後の進め方について8項目の助言を盛り込んだ……
カテゴリー:福島第一原発事故




「妥当な判断」 長崎大の高村教授

被ばく医療学が専門で県放射線リスク管理アドバイザーを務める高村昇長崎大教授は、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告を踏まえ、今回の原子力規制委員会の対応に基づく妥当な判断」との見方を示した。


その上で「これまで年間1ミリシーベルトという基準が一人歩きしていた面がある。原子力規制委員会や政府は、基準で使う数字の保つ意味をその都度、もっと丁寧に住民に説明して理解してもらうようすべきだ」と求めた。


【医師の意見】
【医師の意見】
以下は、メーリング・リストでいただいた医師のコメントです――
20ミリシーベルト以下の健康影響の議論については、下記の理由から医学的に大きな不足があります。
   20ミリシーベルトは、多くの場合ほとんど外部被曝のみの数値であり、人体に影響の大きいと考えられる内部被曝が含まれていない
   20ミリシーベルトはガンマ線のみを考慮した数値であり、やはり人体に影響が大きいと言われるアルファ線、ベータ線が含まれていない
   国や自治体の計算上は、福島のほとんどの子どもたちが外部被曝は20ミリシーベルト以下になると思われるが、実際には小児甲状腺がんが増加しており、健康影響が出ていると考えられる。
たしかに、国や自治体の去勢を支える御用学界は、現実を無視した押し付けを科学と称しますね。

そういえば、読売新聞の報道も次のとおりです――
【拙コメントに代えて…】

田中正造…
いまや人類の多くは、機械文明というものに食い殺されてしまう!



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