2013年10月25日金曜日

Common Dreams 「インド、2004年津波の襲来した海岸地で原発運転を開始」

Common Dreams
Building Progressive Community




初出:20131022
インド、大衆抗議を排除津波に無防備な海岸で最大級の原発を始動
地域住民、フクシマ型災害が人びとと環境に大惨事をもたらしかねないと懸念
サラ・ラザール Sarah Lazare, スタッフ・ライター
フクシマ惨事を受けて、クダンクラム原発に対する大衆抗議は盛り上がった(Photo: IBTimes.com)。インドは火曜日(22日)、長年にわたる地域住民の反対と抗議にもかかわらず、同国南部、タミルナードゥ州の2004年津波に襲来された*海岸敷地で国内最大の原子力発電所の操業を開始した。
インド・ロシア共同のクダンクラム原子力発電所は、インド、マンモハン・シン首相のロシア訪問日程最終日に運転を開始した。
グルームバーグによれば*、インド原子力発電公社は同国でただひとつの原子力発電事業者であり、同公社の原子炉のうち、284000万ドルかけた1号炉の運転を火曜日に開始した。
運転開始は、200人を超える逮捕者を出した数千人規模の強力な抗議*にもかかわらず進められた。
この原発は1988年に計画され、1997年に建設がはじまったが、同原発がベンガル湾の生態系を破壊し、地域の漁労経済を壊滅させるだろうと心配した地域社会の人びとの抗議行動のため、何度も遅れる羽目になっていたと、アジアニュースは伝える*
津波が誘発したフクシマ原発のメルトダウンと続行中の惨事を受けて、抗議行動は激しさと組織化を増していた*
20133月には、フクシマ原発メルトダウン2周年を肝に銘じるために、600隻の船を満員にして漁業者4000人が乗り組み、クダンクラム原発の背後の海で黒旗を打ち振った。
懸念が広く流布しているにもかかわらず、シン首相はインドの原子力を大々的に拡大すると*誓っている。
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【参照記事リンク】
ウォール・ストリート・ジャーナル:インド南部で新設原発が運転開始
ウィキペディア:クダンクラム原子力発電所

ウィキペディア:スマトラ島沖地震 (2004)


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